株式会社カーオーナーズ 様
業種:自動車整備
従業員数:33名
担当者名:横山 雅徳(ヨコヤマ マサノリ)様
フリーウェイタイムレコーダー使用期間:2020年3月〜
私たちは自動車整備をメインに、板金塗装や自動車販売、人材派遣、保険業など、車に関わる様々な業務を行っており、工場を4つ持っています。
「人に感謝される仕事をしよう」という会社のモットーを大切に、お客様それぞれのニーズに合わせた対応ができるよう、価格重視で作業する工場や、質にこだわってサービスを提供する工場など、徐々に工場を増やしてきました。
ただ、工場が増えて新たに課題となったのが勤怠管理の方法でした。
これまでは紙のタイムカードを使っていたのですが、各工場ごとにタイムカードの機械やそれに伴う備品を用意しようとすると、追加の費用がかかります。
また、朝は工場に出勤して昼は本社に出向くなど、1日の中で従業員が違う場所に動くこともあって。そうすると、従来のシステムでは退勤時のタイムカードを打刻するために一度自分の所属している工場に戻る必要が出てきてしまいます。それでは不便ですよね。
給与の支払いも、従業員の要望に合わせて月末締め翌月25日払いと、月末締め翌月5日払いの2パターンを用意しています。25日払いは社労士さんにお願いしているのですが、5日払いは締め日から支払いまでの期間がかなり短いので、私が対応しています。
紙のタイムカードだと給与日の違いにも対処しにくいことや、急ぎの支払いをスムーズに行うためにも、勤怠管理方法を見直す必要があると感じ、どの工場でも共通して使えるクラウド型の勤怠管理システムを検討しはじめました。
社労士さんからおすすめされた他社製品も試してみました。しかし使ってみると、私たちには必要のない機能が多く、その分価格も高めでした。1人あたり300円のような、タイムレコーダーを打刻する人の数によって、料金が変動するシステムだったのです。
正直なところ、私たちにとって、タイムレコーダーは勤務時間さえ分かれば十分でして。従業員も在宅勤務はしておらず、基本的に工場に出勤して仕事をしてもらうので、不正に打刻するといった心配もなかったんですね。もう少しシンプルな機能で、手頃な価格のものを探す中で、フリーウェイタイムレコーダーを見つけました。
弊社は工場によって労働時間や就労規則、給料の支払日が異なるので、そのような部分もカバーできるものを求めていました。フリーウェイタイムレコーダーの無料版を申し込んで実際に使ってみると、各工場ごとの違いにもしっかり対応できたので、有料版の契約を決めました。
導入して良かった点は、勤怠時間の計算がしやすくなり、集計が手間ではなくなったことです。
紙のタイムカードを使っていたときは、打刻の間違いがあった場合に再計算が必要で、毎月だいたい1人につき3分ほどの時間をとられていました。私が給与計算をしている翌月5日払いの従業員は10名なので、単純計算で30分はかかっていたことになります。
フリーウェイタイムレコーダーを導入してからは、毎月の集計作業を以前の三分の一に短縮できました。打刻の間違いがあった場合でも、私がシステム上で打刻を修正するだけなので、1人あたりの作業時間は1分程度です。10名分で合計10分なので、再計算にかかる時間は20分ほど削減できています。
弊社では、売上に対する生産性を確認するために月初にリーダー会議を行っています。そこで使う資料作成の際も、部門ごとに従業員の勤怠データを月次集計表として簡単に抽出できるので、かなり楽になりました。
また、適切な人員配置をするために、需要に対する人件費の比重をわりとチェックしているのですが、集計表のおかげでその管理もしやすくなりましたね。
あと、クラウド型なので、パソコンさえあれば、場所を選ばずにどこでも確認して集計できるのはメリットです。
担当いただいている社労士さんとも連携が取りやすくなりましたよ。例えば、今まで頻繁に打刻していた方がいきなり打刻しなくなった時に、社労士さんの方から「〇〇さんはご退職されたのですか?」と聞いてきてくれたり。「いやいや。産休に入られましたよ」と言うと、こちらが言わなくても必要な手続きを進めてくれるのでスムーズです。
今のところ、不満に感じていることはありません。
今は月1回データ集計をして、そのデータを元に感覚的に人員を動かしています。もっと集計のスパンを短く、1週間ごとにタイムリーに集計すれば、より的確に、必要な時に必要な場所に適正な人員を配置できるようになるかなと思っています。