株式会社フライングポニー様
業種:障がい者就労継続支援事業
パソコン作業をメインとした就労継続支援A型とB型の事業所。
障がいをお持ちの方から、「一般就労の前段階として利用したい」「短時間から働きたい」「週1日から働きたい」といったご要望をお伺いし、就労に向けた支援を実施している。
担当者名:上野 玲生奈(ウエノ レオナ)様
フリーウェイタイムレコーダー使用期間:2019年02月〜(「フリーウェイ給与計算」もご契約中)
弊社では、障がい者の就労支援事業を行っています。施設の利用には2つの形態があり、雇用契約を結ぶA型(給与制)と、雇用契約を結ばずに業務委託の形となるB型(出来高制)があります。どちらも「利用者」として契約を結びますが、A型は雇用保険の加入となる週20時間以上からのご利用、B型は利用者様が好きな時間や曜日に無理のない形でのご利用いただいており、利用内容がそれぞれ異なります。
つまり、利用タイプによって契約(雇用形態)が異なるんですね。我々スタッフも含めると、全部で3タイプの雇用形態がある、ということになります。
我々は2019年1月に事業をスタートしましたが、そのタイミングでご利用者様の労働時間の正しい管理が必要となりました。このとき検討した手法のひとつが、クラウド型の「タイムレコーダー」です。
最初はExcelのマクロ機能などを使った管理方法も考えましたが、これには最低限のマクロやプログラミングの知識が必要です。仮に勤怠管理のフォームができたとしても、エラーが起こった際に自身でその原因を調査・解決する必要があります。また、他のスタッフがシステムを作り変えてしまうなどの懸念もありました。
もしもの事を想定した際に、勤怠管理を専門としたサービスを利用する方が、安心かつ時間効率も良いと感じました。
弊社のようなサービスを提供している他の施設では、手書きで勤怠管理を行っているところもあるようです。しかし、マンパワーによる労務管理は人的ミスが発生する可能性もあり、毎日20名以上の方の記録を正しく残すという点では、やはり自動化が必須だと思っています。
また、出社時間と退社時間がそのまま勤務時間とならない場合もあります。例えば、10時勤務の方が10分前(9時50分)に来て打刻をしても、10時からの勤務として自動で計算する「丸め」の機能であったり、逆にスタート時間を5分過ぎて打刻した場合には遅刻として判定したりなど、勤務時間の判別を自動でしてもらえる方が無駄な時間も削減できると思い「タイムレコーダー」を選びました。
当初は設立したばかりの時期でしたので、運営にかかわるコストをなるべく抑えたいと思っていました。
他社様のシステムもいくつか検討しましたが、1人あたり何百円のような、人数によって価格が決まるものが大半でしたね。我々のような施設の利用者様には、月に1、2回しか施設を利用されない方もおり、人数によって課金される料金体系だとコストパフォーマンスが悪いと感じました。その点、フリーウェイタイムレコーダーは10名までは無料、11名以上であっても人数に関わらず定額で利用できるため、とても魅力的でした。
また、私自身が前職で労務管理に携わっていたという経験もあり、弊社にとって必要な機能とそうでない機能の判断ができたことも理由の一つです。他社様の製品は、多種多様な機能が充実しているものや個別の雇用形態、各種公的な手続きすべてを網羅しているものが多かったのですが、弊社のような利用者様の「労務管理」といった点では使わない機能も多かったのです。
シンプルな機能で比較的安価なものを求めていた私たちにとって、フリーウェイタイムレコーダーは、まさに”最適”といえるものでした。
売り切り型ではなく、都度機能をアップデートしてくれる点にも安心しています。
例えば、労務管理に最低限必要な機能が備わっていることは前提として、どの職員が使っても操作方法が比較的わかりやすく、すぐに使えるようになること、勤怠と給与が連携できることは重要なポイントでした。その他にはデータの出力が容易で、出力されたデータがわかりやすいことも決め手になりましたね。
操作に関しては、他社様のものと比較して劣っていると感じる部分はありません。
操作マニュアルもわかりやすかったです。他のスタッフにはマニュアルから必要な部分を抜粋したものを共有していますが、どの職員も特に問題なく使いこなせています。
利用者様の中には、目が見えない方もいらっしゃいます。打刻した時に「おはようございます」や「お疲れ様でした」と音声が出るので、目が見えなくても正常に打刻できたことがわかり安心です。
また、音声だけでなく打刻できた時には画面にも「何時何分に打刻しました」と表示されるので、耳が聞こえない方にも配慮されています。リーダーにICカードをかざすだけの簡単操作で、パソコン操作が困難だったり、慣れていない方でもスムーズな打刻が可能です。
フリーウェイタイムレコーダーの勤怠記録は、月ごとのデータを1枚のシートに出力できるので、記録として残しやすく見やすいのも利点です。利用者様の中には、体調のコントロールが難しく長期休暇に入られる方や、一旦ご利用をやめて治療に専念される方がおられます。そのような場合でも、ご本人様やご家族様への説明、役所への記録の提出時などの際に実績の確認がしやすく、とても助かっています。
タイムレコーダーと同じタイミングで、給与計算システムも契約しました。機能はシンプルですが、こちらが求めているポイントはしっかり抑えてくれています。例えば所得税の税率改定や、社会保険の料率更新など基礎データの変更が必要な時には、国の制度改定に合わせボタン1つで変更可能です。タイムレコーダー同様、給与計算システムのサービスも価格が良心的でとてもありがたく感じています。
勤怠データと給与計算の連携で、毎月の労務管理や賃金計算はとてもスムーズです。月末の給与締めにかかる業務負荷もかなり軽減されていると感じており、これには労務管理担当者としても非常に満足しています。
同業者とは会合などの席で「使いやすくて、コストパフォーマンスが良いよ」とフリーウェイタイムレコーダーをおすすめしていますよ。施設利用者様ご自身の体調管理が最も課題となる業種のため、費用を抑えつつ必要な機能を有し、流動的な勤怠状況に対応できていることは本当に素晴らしいです。費用対効果の高さを実感しています。
労務のスペシャリストである社労士事務所様や、勤怠管理は大まかなところさえ抑えていれば大丈夫という企業様にとって、欲しい機能を兼ね備えた「フリーウェイタイムレコーダー」はマッチするのではないでしょうか。
弊社のように、雇用形態別に就業規則や制度を分けている企業は、必要な管理項目を一度整理してみて、部門別やパートタイマーなどの一部の雇用契約向けに活用するのもありだと思います。